Animal case

犬がミツバチに刺された時の対処法

永福あにまるクリニック です

夏になり昆虫たちが活発になり騒がしくなっていますね。

そこで気をつけたいのが虫刺されです。

今回はミツバチに刺されたワンちゃんが来院されたので病院に来る前にできる対処法をお教えしたいと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

まとめ

・夏は蜂が出る
・犬は鼻を使って世界を体感しているので草木に鼻を近づけた際に刺される
・蜂の針は軽度に湾曲し、体節ごと折れて犬の体に残る
・残った体節に毒嚢が含まれていて、毒液を注入し続ける。
・刺された場所は痛みや違和感があるので患部を痒がったり舐めたりするので分かりやすい
・犬では患部の腫れや痛み、数日経ってからの急性腎障害や急性膵炎が報告されている
・アナフィラキシーショックが起こることもあり、数分以内に嘔吐・下痢・虚脱・粘膜蒼白などショック症状が出る。
・無闇につまんで引っこ抜こうとすると毒液が一気に排出されて危ない
・クレジットカードなどの硬い紙を45度の角度で皮膚に押し当て、皮膚を削ぐように針を押し除けて抜く
・患部を石鹸で洗浄し、冷水や氷嚢で冷やす。抗ヒスタミン剤を内服する